デックの肩、戻る時期はまだ見えない
レアル・マドリードのガブリエル・デック(アルゼンチン)の左肩のけがは、クラブが最初に見ていたよりも重いようだ。Eurohoops が10月11日に伝えた。
デックは10月6日にけがをして、ユーロリーグ第4節のパルチザン戦を欠場した。チームはこの試合に勝ち、開幕からの連敗を止めている。その後、国内リーグ(リーガACB)でマンレサに120-83で大勝した試合のあと、ペドロ・マルティネス監督は次のように話した。
- 「最初に思っていたより、けがは重い」
- 「戻るまでの期間や、どんな治療をするのかはまだわからない」
監督は、クラブから近く状態について知らせが出るとしている。
デックは同じ肩を、8月末のワールドカップ2027予選でも痛めていた。アルゼンチン代表としてプエルトリコに89-75で勝った試合で違和感を覚え、続くカナダ戦は第2クォーターに下がったまま戻らなかった。開幕で出遅れたレアルにとって、フォワードの柱が見通しの立たない離脱になるのは重い。
CEOがイスラエルへ ホームゲームを戻せるか
ユーロリーグのチュス・ブエノCEOと、競技担当のディエゴ・ギジェンがイスラエルを訪れた。Eurohoops によると、2人は10月10日(土)のマッカビ・テルアビブの国内リーグ開幕戦を観戦した。マッカビはガリル・エリオンに120-93で勝っている。
訪問の狙いは、イスラエルのクラブがユーロリーグのホームゲームを自国で開けるようになるかどうかだ。
- マッカビ・テルアビブは、ブエノとギジェンが欧州各国の大使やクラブの代表と会い、大使からイスラエルでの安全や日常の様子について説明があったと発表した
- ハポエル・テルアビブも11日(日)にクラブ首脳が2人と会い、ユーロリーグの試合をイスラエルに戻すことを前向きな雰囲気で話し合ったと発表した
ただ、中東の情勢から、いまイスラエルでは国際試合が開かれていない。Eurohoops は、近いうちに状況が変わるとは考えにくいと書いている。マッカビはセルビアのベオグラードをホームにしており、キプロスへ移る予定。ハポエル・テルアビブはブルガリアのソフィアで主催試合を開いている。
「向こうはエンターテインメント、こちらは献身」
NBAとユーロリーグの話し合いについては、ユーロリーグのヘッドコーチ評議会(EHCB)で事務局長を務めるゴラン・サシッチが、ギリシャのテレビ局 Nova TV に語った。サシッチは第4節のパナシナイコス対フェネルバフチェをアテネで観戦している。
サシッチは「株主が手を挙げて投票するか、発表文を読むまでは何も信じない」と話し、具体的なものが出てくるまでは議論のしようがないという立場だ。一番いいのは双方が同じテーブルについて歩み寄ることだとしつつ、それができなくても「ユーロリーグは27季目に入っている」と付け加えた。
両者の違いについては、こう表現している。
- NBAは別の種類のバスケットボールで、エンターテインメントの比重が大きく、ビジネス寄り
- ユーロリーグの合言葉は長く「献身(devotion)」で、ファンとクラブの結びつきが中心
- どちらの道を選ぶかは、ユーロリーグのオーナーたちが決めること
この日のアテネでは、ユーロリーグ会長でパナシナイコスの往年の名選手デヤン・ボディロガが、自身のバナーが戻されたアリーナを訪れている。
次の節へ
コートの上では、パナシナイコスが開幕から4連勝で走り、レアルは4戦目でようやく初勝利をあげたところだ。デックの状態と、イスラエル勢のホームゲームの行方は、この先の数週間で動きがあるかもしれない。続報が出たら、また確かめて伝える。
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