福岡に3つ目の出場枠
ウインターカップ2026の福岡県予選(男子)は、例年と違って3チームが全国へ進める年でした。福岡大学附属大濠高校が夏のインターハイで優勝し、6月の九州ブロック大会も制したため、福岡県に出場枠が3つ与えられたからです。
決勝リーグは4チームの総当たり。福大大濠と福岡第一高校が2勝ずつで最終日を迎え、2敗どうしの八女学院高校と東福岡高校の一戦が、3つ目の枠を懸けた3位決定戦になりました。11月3日のこの試合を八女学院が83-71で制し、2022年以来2度目のウインターカップ出場を決めています。
バスケットボールキングが11月6日、この試合と、チームを引っぱった3年生ガード2人の話を伝えました。
5分近く得点できなかった立ち上がり
八女学院は緊張からか動きが硬く、試合開始から5分近く得点を奪えませんでした。9点のリードを許してタイムアウトを取った直後、大下真優が「なんとかしないといけない」とドライブでゴール下へ切り込み、ファウルを誘います。フリースローの1本目はリングの縁を何度かたたいてから入り、2本目はきれいに決めました。
ここで落ち着きを取り戻すと、第2クォーターは山城大世の3ポイントが決まり始めます。このクォーターだけで3本を沈め、八女学院は逆転しました。ウォーミングアップでは「感触が良くなかった」という山城ですが、「1本目は外したけど、2本目でしっかり決め切れた」と話し、そこからは迷わずに打ち続けたそうです。
後半は、山城の3ポイントを警戒する東福岡の隙を突いて大下がドライブで仕掛けました。外の山城と中の大下。2人で点を重ね、83-71で逃げ切りました。
「絶対泣かん」と言っていたのに
試合後、山城は「めちゃくちゃうれしいです! ほっとしています」と笑顔を見せました。隣の大下は涙が止まりません。山城によると、試合前に「勝っても泣くんじゃね?」と話していて、大下は「絶対泣かん!」と言っていたそうです。大下は「3年間本当に勝てない試合ばっかりで、ここに来て勝てたのがやっぱりうれしかった」と話しました。
2人とも、出場枠の数に関係なく県予選まで続けるつもりでした。それでも枠が増えると知って、気持ちはさらに上がったといいます。全体練習のあと、大下は3ポイントを100本、続けてフリースローを100本。山城は「ゲームメイクしながら点も取れるガード」を目指して、シューティングを100本打ち込んできました。
2強に大差で負けても下を向かない
決勝リーグの八女学院は、2強に大きく離されています。
| 日付 | 対戦 | スコア |
|---|---|---|
| 10月31日 | 八女学院 対 福岡第一 | 45-117 |
| 11月1日 | 八女学院 対 福大大濠 | 42-115 |
| 11月3日 | 八女学院 対 東福岡 | 83-71 |
それでも大下は「ドライブは大濠さんや第一さんにも通用する場面があったし、課題も得ることができた」と前を向きます。県予選の段階で全国のトップの水準を肌で知ったことについて、「この経験はデカいです」と言い切りました。
本大会での目標もはっきりしています。山城は「小学生の頃からずっと行きたかったので、夢が一つかなった」。大下は「先輩が達成できなかった1回戦突破を絶対にやり切りたい」と話しています。
男子の残る県予選
ウインターカップ2026は12月23日から29日まで、東京体育館と京王アリーナTOKYOで開かれ、男女各60チームが出場します。バスケットボールキングの男子の一覧では、11月7日に滋賀・島根・高知、8日に東京・富山・岐阜・静岡・三重・広島・山口・佐賀・熊本、14日に千葉、15日に宮崎の代表決定戦が組まれています。
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