18年ぶりのアジア制覇まで、あと1点
マレーシアのスレンバンにあるカリスマ・アリーナで開かれた「FIBA U18女子アジアカップ2026」は10月10日に決勝を迎え、U18女子日本代表はオーストラリアに82-83で敗れました。準決勝で韓国に80-43と大勝して勝ち上がった日本は、2008年大会以来18年ぶり2回目となるアジア制覇まであと一歩のところで届かず、準優勝で大会を終えています。
オーストラリアはこの勝利で大会3連覇。FIBAによると、この大会で3連覇を果たしたのは韓国、中国に続いて3か国目です。
スコアの流れ
| 時点 | 日本 | オーストラリア |
|---|---|---|
| 第1クォーター終了 | 23 | 19 |
| 前半終了 | 37 | 41 |
| 第3クォーター終了 | 56 | 62 |
| 試合終了 | 82 | 83 |
日本は第1クォーターを4点リードで終えたものの、第2クォーターで逆転を許し、4点を追って前半を折り返しました。第3クォーターには一時15点差まで離されますが、そこから粘って6点差まで詰めて最終クォーターに入っています。
最後の23秒
第4クォーターの主役は、ポイントガードの竹内みや(桜花学園高校3年)でした。このクォーターだけで18得点を挙げ、試合を通じて25得点。FIBAの記録では6アシストも記録しています。
終盤の流れは次のとおりです。
- 残り23秒:勝部璃子が3ポイントシュートを決め、オーストラリアの80点に対して79点と1点差に迫る
- 残り4秒:竹内がステップバックからの3ポイントシュートを沈め、82-81と逆転
- 試合終了間際:オーストラリアのマディソン・ライアンがゴール下で決勝のシュート
ライアンのシュートが決まったのは、FIBAの記事では残り0.9秒、バスケットボールキングの記事では残り1秒の場面です。ボードに当てて決めた1本で、勝負がひっくり返りました。逆転から3秒あまり、日本にとってはあまりに短い時間でした。
日本の得点源とオーストラリアの厚み
日本は竹内の25得点に加え、センターの勝部璃子(桜花学園高校3年)が21得点、小池昌鈴(福井工業大学附属福井高校3年)が12得点。3人で58点を挙げました。
オーストラリアは最後に決めたライアンが17得点・17リバウンド。ほかにも3人が13得点以上を挙げ、13得点の選手は8リバウンド・5ブロックと、ゴール下でも存在感を見せました。4人が2桁得点を挙げており、日本が最後まで追い上げても、点の取りどころを絞らせませんでした。
竹内が大会MVP、ベスト5にも
大会のMVPには竹内が選ばれました。FIBAによると、大会を通じた平均は23.5分の出場で14.8得点・2.8リバウンド・4.0アシスト・2.8スティール。スピードのある司令塔として、日本を決勝へ導いた点が評価されています。
大会ベスト5(オールスター5)には、竹内のほか、オーストラリアのマディソン・ライアンとイザベル・スミス、中国と韓国から1人ずつが選ばれました。スミスは決勝でも16得点を挙げています。竹内は2025年に同じスレンバンで開かれたU16女子アジアカップでもMVPに選ばれており、2年続けてアジアの大会で最も評価された選手になりました。
同じ日の3位決定戦は、中国が韓国に106-69で勝っています。
高校3年生が中心のチーム
今回の日本代表12人のうち10人が高校生で、竹内と勝部は桜花学園高校、小池は福井工業大学附属福井高校の3年生です。ヘッドコーチは鈴木良和さん。アジアの決勝で1点を争った経験を持って、選手たちはそれぞれのチームに戻ります。冬の大会でこの3人がどんなプレーを見せるかにも注目です。
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